台中の市内バスの運賃・料金について詳しく紹介します。
台湾での市内バスの料金や利用方法は各都市によって運用が異なりますが、以下では台中市の場合を説明します。
- 市内バスの運賃の料金は、いくらくらいなのか?
- 市内バスの運賃の支払い方法は、どうすればいいのか?
運賃・料金
台中の市内バスの運賃の料金形態について詳しく紹介します。
市内バスの運賃の料金システムは、現金で支払うのか電子カードで支払うのかにより異なります。
以下では、原則的な運賃の料金計算を解説した後、現金で支払う場合と電子カードで支払う場合を紹介します。
台中の市内バスで利用できる電子カードは下記の通りです。
- 悠遊卡(悠遊カード)
- 一通卡(一通カード)
- icash
運賃の料金計算
現金での支払いの場合
台中市の場合は運賃は距離によって計算され、下記のような計算方法になります。
- 10km以内:一律20元(全票)、子供などは11元(半票)
- 10km超 :1kmごとに2.55元が加算される
※料金の計算式は「2.431x 乗車距離(km) x (1+ 5%消費税)」
以上が、現金で支払う場合の運賃料金になります。
電子カードでの支払いの場合
それでは、悠遊カード、一通カードなどの電子カードを利用した場合はどうなるのか?
電子カードを使用すれば、台中では市内バスは10km以内の乗車は無料で利用することができます。
上記のように、悠遊カードなどの電子カードを入手しておけば、一般的には10km以内で下車することが多いため、台中ではどこへ行くにしても市内バスは無料で利用できます。
そのため、例えば、市内の遠方へ行くにしても、10kmごとにバスを乗り継げば完全に無料で利用できます。
ただし、郊外へ行けば行くほどバスの本数は少なくなりますので、乗り継いでバスを利用するメリットは時間的なコスパが悪いかもしれませんね。
運賃の上限
運賃の上限額が決まっており、どこまで乗車しても運賃の上限額は60元までと決まっています。(子供などの場合は30元まで)
運賃の目安
台中市内の運賃の目安は下記の通りです。
- 台鉄台中駅~高鉄台中駅【33番】: 35元(悠遊カードで9元)
- 台鉄台中駅~逢甲夜市【35番】 : 25元(悠遊カードで無料)
- 台鉄台中駅~宝覚寺【14番】 : 20元(悠遊カードで無料)
- 台鉄台中駅~新光三越【33番】 : 28元(悠遊カードで2元)
- 台鉄台中駅~台中空港【9番】 : 48元(悠遊カードで22元)
- 台鉄台中駅~台中洲際棒球場【12番】: 20元(悠遊カードで無料)
- 台鉄台中駅~朝馬バスターミナル【27番】: 22元(悠遊カードで無料)
- 高鉄台中駅~台中空港【156番】 : 55元(悠遊カードで29元)
(引用元:台湾移住倶楽部)
私が今まで台中のバスを利用してきた経験から言うと、10km以内の目安は時間にすると30分くらいだと感じます。
そのため、30分以内のバスの乗車であれば悠遊カードを利用すれば無料で利用でき、30分を超える乗車の場合は実質的な運賃が加算されるイメージです。
支払い方法
市内バスの運賃の支払い方法は大きく分けると、下記のような方法になります。
- 現金
- 電子カード
現金での支払い方法
バスに乗車する時に「代幣卡(Dài bì kǎ)」というIC式カードを受け取ります。
下車時に代幣卡を乗降口のセンサーにかざすと、運賃が掲示されますので、料金を支払うという流れになります。
一般的には、台中の場合は10km以内の場合は20元で市内バスを利用できますので、20元を運賃回収箱に投入することになります。
現金で支払う人は非常に少ないですが、偶に現金で支払う人を観察していると、ほとんどの人が10km以内の利用のため乗車時に支払っている人が多いです。
電子カードでの支払い方法
乗車時と降車時に電子カードを乗降口にあるセンサーにかざすだけです。
この際に注意したいことは、電子カードにチャージされている残金が少ないと乗車することができません。
そのため、電子カードのチャージ残高は少なくても数十元が残っていることを確認してからバスを利用しましょう。
台中で電子カードを利用するメリットはもう一つあります。
それは、台鉄を利用して台中で降りた場合には、列車を下車した後、2時間以内の市内バスの利用は10kmの制限なしに完全に無料で利用できます。